小学生が算数を苦手になる本当の理由とは?家庭でできる克服法を紹介

「今日も宿題で泣いてしまった」「お友達はスラスラ解けるのに、うちの子だけ鉛筆が止まったまま」——そんな姿を見ると、親の心も重くなりますよね。算数は小学生にとって大きな壁になりがちですが、つまずきの理由がわかれば、手の打ち方も見えてきます。本記事では、算数が苦手になる6つの理由と学年別のつまずきポイント、忙しい家庭でも無理なく続けられる克服法を紹介します。
この記事でわかること
- ✓算数のつまずきには6つのよくあるパターンがあります。
- ✓つまずきやすい時期は学年ごとにほぼ決まっています。
- ✓家庭では「毎日5分の計算」「間違いの確認」「小さなできたの承認」が効きます。
監修者情報
沼田 紀代美(ぬまた・きよみ)|株式会社イシド 代表取締役社長
全国に展開する「いしど式そろばん教育」を通じて、幼児から大人までのそろばん教育・珠算指導・暗算力育成・子どもの能力開発に長年携わる。株式会社イシドは1973年設立のそろばん教育企業。著書に『子どもに習い事をさせるならそろばんからはじめなさい』。
※本記事は、そろばん教育の専門家として監修を受けています。
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「なぜうちの子だけ?」と思いがちですが、算数のつまずきにはパターンがあります。大人には簡単に見えることでも、子どもの頭の中では大混乱が起きていることがあるのです。
目の前にない数を頭で組み立てるのはまだ難しい
九九や繰り上がりがあやふやなまま先へ進む
読み取って式を立てるのは国語の力も必要
考え方は合っているのに×が続き自信を失う
比べられて算数そのものが嫌いになる
間違えるくらいならやらない、と守りに入る
とくに多いのが「前の単元の積み残し」です。算数は積み木のような教科で、土台がぐらつくと上に何を乗せても崩れてしまいます。「九九があやふやなまま割り算が始まった」「繰り上がりが不安なまま桁の多い計算に入った」といった積み残しは、授業がどんどん進むために見過ごされがちです。また、間違いが続くと子どもは「間違えるくらいならやらない方がいい」と考えるようになります。これは自分を守ろうとする自然な反応なので、責めるより、安心して間違えられる環境をつくることが先決です。
2 学年別|つまずきやすいタイミング
1〜2年生では「10って何?」という数の概念そのものでつまずき、2年生の繰り上がり・繰り下がりが最初の関門になります。3〜4年生は九九を実際の計算で使う場面が増え、桁の多い計算で個人差がはっきり出る時期。5〜6年生になると割合や速さなど、生活とのつながりが見えにくい概念が増え、ここでのつまずきは中学数学にも影響します。お子さんの学年に合わせて、どこを重点的に見てあげればよいかの目安にしてください。
3 家庭でできる克服法
完璧を目指す必要はありません。毎日少しずつ、親子で無理なく続けられる形から始めましょう。
量より毎日続けることを優先
点数より原因を見る
「昨日より速かったね」と具体的に
答えを教えるより、気づけるヒントを出すのがコツです。「大事な数字に線を引いてみよう」「どこまでわかったか言ってみて」と声をかけるだけでも、子どもは自分で考える手がかりを得られます。買い物のおつりや料理の分量など、生活の中の算数に一緒に取り組むのもおすすめです。
監修者からのアドバイス|沼田 紀代美(株式会社イシド 代表取締役社長)
算数の苦手は、多くの場合「どこかの積み残し」から始まります。責めずに一つ前に戻り、「できた」を小さく積み直すことが近道です。
そろばんは珠という具体物で数をとらえるため、数の量や繰り上がりを目で見て理解でき、計算への自信につながります。
4 まとめ
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