増加率・減少率の計算|「何パーセント増えた・減った」の出し方【計算機つき】

増加率・減少率の計算|「何パーセント増えた・減った」の出し方【計算機つき】

結論として、増減率は一つの式で求まります。本記事では増加率・減少率・前年比・削減率の計算を具体例つきで解説します。すぐ計算したい方はパーセント計算機をどうぞ。

この記事でわかること

  • 増減率は「(後の値−前の値)÷前の値×100」で求めます。
  • プラスなら増加率、マイナスなら減少率。
  • 必ず「前の値」で割るのがポイントです。

監修者情報

沼田紀代美

沼田 紀代美(ぬまた・きよみ)|株式会社イシド 代表取締役社長

全国に展開する「いしど式そろばん教育」を通じて、幼児から大人までのそろばん教育・珠算指導・暗算力育成・子どもの能力開発に長年携わる。株式会社イシドは1973年設立のそろばん教育企業。著書に『子どもに習い事をさせるならそろばんからはじめなさい』。

※本記事は、そろばん教育の専門家として監修を受けています。

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1 結論:増減率の式

結論

増減率=(後の値−前の値)÷前の値×100。プラスは増加、マイナスは減少です。

沼田紀代美

監修者からのアドバイス|沼田 紀代美(株式会社イシド 代表取締役社長)

増減率は「前の値」を基準にするのがポイントです。基準を取り違えると答えが変わるため、何に対しての変化かを先に決めるのがコツです。

増減率の計算ステップ(前→後→差→÷前→×100)を示した図解
増減率の計算ステップ

式の意味を3ステップで分解する

増減率の式は、①変化量を出す(後の値−前の値)→②基準(前の値)で割る→③100をかけて百分率にする、の3ステップに分解できます。たとえば商品の価格が1,000円から1,200円に上がった場合、変化量は+200円、これを前の値1,000円で割って0.2、100をかけて+20%の増加です。逆に1,200円から1,000円に下がった場合は、変化量−200円÷前の値1,200円×100=約−16.7%の減少。同じ200円の変化でも、基準となる前の値が違えば率は変わる——ここが増減率のいちばん大切なポイントです。

2 具体例

  • 売上1000→1200:(1200−1000)÷1000×100=+20%
  • 価格2000→1500:(1500−2000)÷2000×100=−25%

売上の例では、1,000万円から1,200万円に伸びたので+20%の増加。価格の例では、2,000円から1,500円に下がったので−25%の減少です。ビジネスでよく見る「前年比115%」という表現は、今年÷前年×100の値で、増減率に直すと+15%のこと。前年比は100%を基準に上下し、増減率は0%を基準にプラス・マイナスで表す、という違いだけで中身は同じ計算です。

3 用語の対応

用語
意味
増加率・上昇率
増えた割合(プラス)
減少率・削減率
減った割合(マイナス)
前年比
前年を基準にした割合

上昇率・伸び率・成長率・削減率・下落率——呼び名は場面ごとに変わりますが、式はすべて「(後−前)÷前×100」で共通です。増える文脈ならプラスの結果を増加率・上昇率と呼び、減る文脈ならマイナスの絶対値を減少率・削減率と呼んでいるだけ。「電気使用量を15%削減」も「客単価が8%上昇」も、同じ一つの式で検算できます。

4 よくある間違い

結論

最頻ミスは「後の値で割る」こと。基準は常に「前(元)の値」です。

注意したい間違いがもう一つあります。増減率は足し引きで元に戻らない、という性質です。1,000円が20%値上がりすると1,200円ですが、そこから20%値下がりすると 1200×0.8=960円で、元の1,000円には戻りません。値上げ後の金額が新しい基準になるためです。「20%オフからさらに10%オフ」が30%オフにならない(実際は28%オフ)のも同じ理屈で、率の重ねがけでは基準がその都度変わることを覚えておくと、セール表示やニュースの数字を正しく読めます。

しろっくまくん
いしど式の現場から

暗算が得意な子は数字遊びも大好きです。単に計算をするだけではなく、数を塊としてとらえたり、概念的に答えを導き出す力を高めます。

増減率を暗算で概算するコツ

増減率は「前の値の10%がいくつか」を先に出すと、暗算で概算できます。前の値が800なら10%は80。800→920の変化なら、変化量120は80の1.5倍なので約+15%、と見当がつきます。厳密な値が必要なときはパーセント計算機で確認すれば十分。まず概算→ツールで検算、の順が速くて確実です。

5 まとめ

この記事のまとめ
  • 増減率=(後−前)÷前×100。
  • プラスは増加、マイナスは減少。
  • 必ず前(元)の値で割る。
  • 用語が違っても式は同じ。

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よくあるご質問

Q何パーセント増えたかの計算は?
A(後の値−前の値)÷前の値×100で求めます。
Q減少率はどう出しますか?
A同じ式で計算し、結果がマイナスになれば減少率です。
Q前年比はどう求めますか?
A前年の値を基準(割る数)にして計算します。
Qよくある間違いは?
A後の値で割ってしまうことです。基準は前の値です。
Qすぐ計算する方法は?
Aパーセント計算機に前後の値を入れれば求まります。

監修者情報

いしど式オンライン編集部

全国300校50年の実績でそろばん教室事業を行っている株式会社イシドが展開するいしど式オンライン編集部が、オンラインそろばん教室についてのトピックやそろばんのオンライン学習に関連するコンテンツを発信しています。

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