そろばんの掛け声・読み上げ算入門|『ご破算で願いましては』の意味
結論として、そろばんの掛け声は読み上げ算の進行を合わせるための合図です。本記事では掛け声の意味、読み上げ算の流れ、掛け声の種類、得られる効果、練習のポイントを解説します。
この記事でわかること
- ✓そろばんの掛け声「ご破算で願いましては」は、盤面をゼロにして計算開始を告げる合図です。
- ✓続く「願いましては」で数字が読み上げられ、聞き取って暗算・珠算します。
監修者情報
沼田 紀代美(ぬまた・きよみ)|株式会社イシド 代表取締役社長
全国に展開する「いしど式そろばん教育」を通じて、幼児から大人までのそろばん教育・珠算指導・暗算力育成・子どもの能力開発に長年携わる。株式会社イシドは1973年設立のそろばん教育企業。著書に『子どもに習い事をさせるならそろばんからはじめなさい』。
※本記事は、そろばん教育の専門家として監修を受けています。
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いしど式オンラインについて詳しく見る ▶無料体験の申し込みはこちらから ▶1 結論:掛け声は計算開始の合図
そろばんの掛け声「ご破算で願いましては」は、盤面をゼロにして計算開始を告げる合図です。
「ご破算で願いましては」は、そろばんの珠をすべて払って盤面をゼロにし、計算を始めることを告げる合図です。読み上げ算(聞いた数字を計算する練習)の冒頭で使われます。
2 読み上げ算の流れ
- ✓「ご破算で願いましては」で盤面をゼロにする
- ✓続けて最初の数字が読み上げられる
- ✓最後の合図で答えを読み上げる
流れを実況風に追うと、こうなります。先生「御破算で願いましては」——全員が珠を払い、姿勢を正して待つ。「15円なり、23円なり、8円なりでは?」——読み上げに合わせて珠を弾き、「では?」で手が止まる。最初に正しい答えを言えた生徒に「御明算!」。この一連のリズムが教室の緊張感と集中を生み、ゲームのような競技性が子どもたちを夢中にさせます。
3 掛け声の種類
掛け声の基本セットは3つです。①開始の「御破算で願いましては」(珠を払って盤面をゼロに)、②出題の「願いましては、◯円なり、◯円なり…」(数字を順に読み上げる)、③正解の「御明算(ごめいさん)」。指導者や地域によって細かな言い回しは異なり、「ごはさん」を「ごわさん」と読む先生もいますが、役割はどれも共通で、教室全体の計算のテンポを一つに揃えることにあります。初めて聞くと呪文のようですが、意味がわかると読み上げ算が一気に身近になります。
4 掛け声・読み上げ算の効果
読み上げ算は、聞いた数を即座に珠の動きへ変換する練習で、目で見て解く通常の練習とは使う力が異なります。1文字でも聞き漏らすと答えが合わないため、研ぎ澄まされた集中力、耳からの情報処理、短期記憶が同時に鍛えられます。慣れてきたら、そろばんを使わず頭の中の珠で解く「読上暗算」へ進むと、暗算力の仕上げ練習にもなります。自宅でも、保護者が数字を読み上げるだけで手軽に取り組める、コストゼロの定番トレーニングです。
監修者からのアドバイス|沼田 紀代美(株式会社イシド 代表取締役社長)
「御破算で願いましては」は計算開始、「御明算」は正解を表す掛け声です。読み上げ算は聞いた数を即座に処理する力を鍛え、能力開発としての効果も大いに期待できます。

読み上げ算では1文字でも聞き漏らすと答えが合いません。研ぎ澄まされた集中力と聴いて処理する力が同時に伸びていきます。
5 まとめ
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