割合の求め方・出し方をやさしく解説|公式と例題でマスター【計算機つき】

割合の求め方・出し方をやさしく解説|公式と例題でマスター【計算機つき】

結論として、割合は「くらべる量÷もとにする量」の一式で求まります。本記事では公式、例題、つまずきポイント、百分率・歩合との関係、部分・全体の逆算までをやさしく解説します。すぐ計算したい方は割合計算機もどうぞ。

この記事でわかること

  • 割合の求め方は「くらべる量÷もとにする量」が基本です。100をかけると百分率(%)になります。
  • 「もとにする量」をどれにするかを見極めるのが最大のコツ。
  • 下の例題と計算機で確実に身につきます。

監修者情報

沼田紀代美

沼田 紀代美(ぬまた・きよみ)|株式会社イシド 代表取締役社長

全国に展開する「いしど式そろばん教育」を通じて、幼児から大人までのそろばん教育・珠算指導・暗算力育成・子どもの能力開発に長年携わる。株式会社イシドは1973年設立のそろばん教育企業。著書に『子どもに習い事をさせるならそろばんからはじめなさい』。

※本記事は、そろばん教育の専門家として監修を受けています。

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1 結論:割合の基本公式

結論

割合=くらべる量÷もとにする量。100をかけると百分率(%)になります。

割合とは、もとにする量に対して、くらべる量がどのくらいにあたるかを示す数のことです。求め方は「くらべる量 ÷ もとにする量」の一式だけ。答えは0.2のような小数で出て、100をかければ百分率(20%)になります。登場人物は3つ——割合・くらべる量・もとにする量——で、このうち2つがわかれば残りの1つは必ず求められます。まずは「どれが、もとにする量(基準)か」を文章から見つけることが出発点です。

「くらべる量・もとにする量」を線分図/円グラフで可視化した図解。どれが割る数かを色分け
割合の関係図

2 例題で確認

結論

30人中6人なら 6÷30=0.2=20%。これが割合の求め方の基本パターンです。

  • クラス30人中6人が欠席→6÷30=0.2=20%
  • 定価2000円が1500円→値引き500÷2000=0.25=25%

もう少し例を重ねます。40人のクラスに男子が16人いる場合、男子の割合は 16÷40=0.4、百分率にして40%です。なお割合は、小数や百分率のほかに「比」や「分数」でも表せます。男子16人・女子24人なら 男子:女子=2:3、6枚に切ったピザを2枚もらったなら 2/6(=1/3)という具合です。表し方が変わっても、「もとにする量に対して、くらべる量がどのくらいか」という中身は同じ——ここが腑に落ちると、算数の割合・比・分数がひとつながりに見えてきます。

例題を解く手順(3ステップ)

どんな問題でも、手順は同じ3ステップです。①文章から「もとにする量(基準)」を見つけて印をつける(「〜の」「〜に対して」が付く方)。②「くらべる量÷もとにする量」を計算して小数で出す。③問われている表し方(百分率なら×100、歩合なら割・分・厘)に直す。たとえば「定価2,500円の商品を2,000円で買った。支払額は定価の何%か」なら、①基準は定価2,500円、②2000÷2500=0.8、③×100で80%。ステップを固定すると、文章題の見た目が変わっても迷いません。

3 つまずきやすいポイント

結論

最大の難所は「もとにする量はどれか」。「〜に対して」「〜のうち」が付く方が割る数です。

割合の問題でつまずく原因のほとんどは、式ではなく「どちらを基準にするか」の迷いです。「AはBの何%」「Bに対するAの割合」「Bのうち、Aは」——いずれも、「〜の」「〜に対して」「〜のうち」が付いている方(B)が、もとにする量=割る数です。逆に言えば、文章を読んだら最初に基準へ印をつけてしまえば、あとは機械的に割り算するだけ。式を2つも3つも覚える必要はありません。

沼田紀代美

監修者からのアドバイス|沼田 紀代美(株式会社イシド 代表取締役社長)

割合でつまずく子の多くは、式より先に「どっちを基準にするか」で迷います。そこを図で示すと一気に理解が進みます。

4 百分率・歩合との関係

割合の表し方には、小数のほかに「百分率(%)」と「歩合(割・分・厘)」があります。同じ0.2という割合でも、テストの正答率なら20%、商売の値引きなら2割と、場面によって使われる表現が変わるだけで、中身は同一です。3つをセットで往復できるようにしておくと、ニュースの数字も広告の表示も同じ感覚で読めるようになります。

小数
百分率
歩合
0.2
20%
2割
0.05
5%
5分
1.0
100%
10割

歩合は、割合を「割・分・厘」で表す日本の伝統的な表現です。1割=0.1(10%)、1分=0.01(1%)、1厘=0.001(0.1%)にあたります。野球の打率「3割2分5厘」は小数で0.325、百分率で32.5%のこと。商売の「2割引」は20%オフと同じ意味です。小数・百分率・歩合は同じ割合の3通りの着せ替えなので、0.2=20%=2割のセットで覚えてしまうのが早道です。

5 逆算(部分・全体を求める)

結論

部分=全体×割合、全体=部分÷割合。3つの関係を押さえればどのパターンも解けます。

割合・くらべる量(部分)・もとにする量(全体)の3つは、どれか2つがわかれば残りを求められます。部分を求めるなら、全体×割合。たとえば定価4,000円の25%引きなら、値引き額は 4000×0.25=1,000円で、支払いは3,000円です。全体を求めるなら、部分÷割合。「クラスの20%にあたる12人が欠席」なら、クラス全体は 12÷0.2=60人。この3点セットの関係を1枚の図(線分図)で覚えてしまうと、どのパターンの問題が来ても同じ考え方で解けます。

しろっくまくん
いしど式の現場から

そろばんを学習することにより「自分は数字が得意だ」という強固な自信(自己肯定感)が小学生のうちに出来上がるため、その後に習うより高度な数学に出会ったときにも、数字を怖がらないセンスが土台になります。

日常で割合が活きる場面

割合は、教科書の中だけの話ではありません。スーパーの割引や消費税、料理でレシピを1.5倍にするときの調味料、家計に占める食費の割合、テストの正答率、ゲームのドロップ率——日常は割合の連続です。「30人中6人」と「40人中16人」のどちらのクラスの方が欠席が多いか、人数のままでは比べにくくても、20%と40%に直せば一目瞭然。全体の大きさが違うものを公平に比べられることこそ、割合を学ぶいちばんの実益です。

6 まとめ

この記事のまとめ
  • 割合=くらべる量÷もとにする量。×100で百分率。
  • 「もとにする量」の見極めが最大のコツ。
  • 0.2=20%=2割と相互換算できる。
  • 部分・全体も逆算で求められる。

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よくあるご質問

Q割合の求め方は?
A「くらべる量÷もとにする量」です。100をかけると百分率になります。
Qもとにする量はどう見分けますか?
A「〜に対して」「〜のうち」が付く方がもとにする量(割る数)です。
Q百分率に直すには?
A割合(小数)に100をかけます。0.2なら20%です。
Q部分や全体を求めるには?
A部分=全体×割合、全体=部分÷割合で求められます。
Qすぐ計算する方法は?
A本サイトの割合計算機に数値を入れるだけで求まります。

監修者情報

いしど式オンライン編集部

全国300校50年の実績でそろばん教室事業を行っている株式会社イシドが展開するいしど式オンライン編集部が、オンラインそろばん教室についてのトピックやそろばんのオンライン学習に関連するコンテンツを発信しています。

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