指で弾いて計算をする「そろばん」の学習にタブレットを導入する教室や塾も多くなりました。アナログなそろばんとデジタルなタブレットですが、実は併用することで大きな学習効果が得られます。この記事ではタブレット学習のメリットとデメリットとともに、そろばん学習でタブレットを取り入れているふたつのサービスの特徴を解説します。
目次
そろばんと言えば、手元に紙とペン、そろばんを置いた状態で教室のみんなで一斉に計算する、またはそろばんを使ってプリントを順に解いていくことで学習するイメージがありますよね。けれども近年、オンラインでもそろばんを受講できるようになったのをご存じでしょうか。
オンラインのそろばん教室では、パソコンやタブレットを使用してそろばんの学習を行います。自分のペースでそろばんの予習復習ができるオンラインそろばんやアプリを使用する方法もあれば、ビデオ会議ツールなどを使ってそろばんの先生と双方向の指導を受けながら学習するスタイルのオンラインそろばん教室もあります。
オンラインそろばん教室の比較はこちらをチェック!:おすすめのそろばんオンライン教室を徹底比較!月謝は?先生は?
そろばんとタブレット、一見すると全く異なるツールのため相容れないように見えます。近年のオンラインそろばんの普及からも見て分かる通り、そろばんとタブレットは相性が良く、一緒に取り入れることでそろばんの学習も効率化できます。
そろばんとタブレットを使用した学習方法について、順に解説していきます。
紙学習とタブレットでの学習、それぞれの特徴を比較しました。
紙学習:教材の種類が豊富にあるので、子どもの好みやレベルに合わせた問題や仕様を選んで学習できる。
実際に手を動かして学習するので、学習内容が記憶に残りやすい。
筆記テストに慣れやすい。
タブレット:ゲーム感覚で学習できるので、子どもが興味を持ちやすい。
繰り返し学習がかんたんにできる(紙は何度も繰り返し学習したいときは別の用紙を用意しなければいけない)
自動採点機能が付いているため正誤を確認しながら学習できる。
学習状況や能力の指向がデータとして残せるので分析できる。
そろばんでのタブレット学習の効果を十分に得るためには、タブレットのメリット・デメリットを把握しておくことが重要です。
メリット
デメリット
実際にそろばん学習にタブレットを活用している人の意見や声をまとめました。
・使用者本人
「自分専用のタブレットを持っているのが嬉しい」
「ひとりでそろばんの練習ができるからとても便利」
・保護者
「実はタブレットに偏見があり子どもには使わせていなかった。実際に使わせたら暗算の答えがその場で分かり、答え合わせの親の手間も軽減されている」
「読み上げやみとり算にも向いているので、そろばんとタブレットは相性が良いと思う」
実際の声からも、次のようなポイントがそろばんとタブレットの相性の良さを表しています。
すでにそろばん学習にタブレットを導入している教室や塾も多くあります。代表的なタブレットを使ったそろばん学習をふたつ紹介します。
いしど式そろばんでは、タブレットを使って学習を進めていく「いしど式そろばんアプリ」をリリースしています。いしど式そろばんアプリのおもな機能は次の通りです。
上記は現時点(2022年10月)の機能であり、これらの機能は随時改良され、子どもたちがより楽しく効率的に学習ができるよう機能充実や追加が随時されています。このように常に良いものへと更新されていくのも、タブレット導入のメリットです。
そろタッチでは、タブレットを活用したそろばんの新しい暗算方法「イメージ暗算」を身に付けるために、次のような機能のあるタブレット学習を展開しています。
「いしど式そろばんアプリ」および「そろタッチ」をはじめるには、入会やタブレットの準備などが必要です。これからタブレット学習をはじめたい人のために、気になるポイントを整理しました。
タブレット学習をはじめるには次のような準備が必要です。
いしど式そろばんアプリ…「Amazon Fire HD 8キッズモデル」とインターネット環境
そろタッチ…iPadまたはアンドロイドタブレットとインターネット環境
いしど式そろばんアプリ…「Amazon Fire HD 8キッズモデル」
そろタッチ…iPadまたはアンドロイドタブレット
いしど式そろばんアプリで使用しているタブレットは、キッズモードを搭載。使用時間や閲覧コンテンツの制限をかけられる、閲覧履歴が確認できる、ロック機能がある、落としてしまっても保護してくれるカバー付きなど、子どもが使用するからこその機能が豊富にそろっています。
いしど式そろばんアプリ…そろばんも使う
そろタッチ…そろばんは使わない
いしど式そろばんアプリ…そろばん、暗算、かけ算九九、読み上げ算、速算(フラッシュ暗算)など
そろタッチ…両手を使った「イメージ暗算」を身に付けるトレーニング
いしど式そろばんアプリ…アプリを使っても従来通り生徒の理解度や習熟度に合わせた個別指導を行う
そろタッチ…直接指導を受けられる教室生と、受けられないネット生に分かれている
いしど式そろばんアプリとそろタッチの違いを次のようにまとめました。
いしど式ではこれまでも教室展開、オンライン教室展開、通信教育など様々なスタイルでの受講方法を展開しています。タブレット学習は、教室やオンラインで先生に直接学んだことの復習や、自分の実力へのチャレンジ、さらに自主学習もサポートできるよう導入しました。
タブレットで学習できる「いしど式そろばんアプリ」では、
などの機能が充実しています。今後もコンテンツはどんどん拡充予定です。
いしど式は複数形態でそろばん学習を展開しているため、ニーズや生徒さんのタイプ、好みによって多様な学び方が選べます。また、オンラインで続けていたそろばんを本格的に学ぶために教室学習にするなど、学習形態の間で行き来することもできます。さらにタブレットを導入したことで、自主学習もしっかりサポート。自分に一番ぴったりあった受講方法でそろばんの上達を目指せます。
いしど式タブレットのご案内:いしど式そろばんタブレット学習スタート
全国300校50年の実績でそろばん教室事業を行っている株式会社イシドが展開するいしど式オンライン編集部が、オンラインそろばん教室についてのトピックやそろばんのオンライン学習に関連するコンテンツを発信しています。