学研とそろばんはどっちがおすすめ?違いやメリットを比較します!
「子どもに学習習慣をつけさせたい」「計算が得意になってほしい」。そんな思いで習い事を検討するとき、選択肢となるのが「学研教室」や「そろばん」です。しかし、「計算力を上げるには学研とそろばんどっちが良い?」「そもそも、学研とそろばん何が違う?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。
本記事では、学研とそろばんの違いの比較や、「算数の力」、「習い事として」、「中学受験」など目的別にどちらを選ぶべきかを解説します。
目次
学研とそろばんの違いとは?
学研とそろばんは、どちらも小学生の習い事として人気の高い習い事です。それぞれの特徴や指導方針を踏まえた違いを見ていきましょう。
学研教室とは?
学研教室では、基本理念として「自主的な学びで力をつけ自信を持ち、子どもたちの生きる力につなげること」を挙げています。そのために、各教室では子どもたちの持っている個々の力に合わせた学習を進めることで、学ぶ喜びや自信、確かな学力の育成につなげるための指導を行っています。
具体的には、以下の4つの指導方針を掲げています。
・基礎学力の定着:繰り返し学習と毎日の家庭学習により、すべての教科の基礎となる、算数(数学)と国語の基礎学力の定着を図る
・自学自習の態度や能力の育成:一人ひとりの学力に応じた最適な教材を提供し、適切なアドバイスをすることで、自主的に学習する姿勢や態度を育てる
・「無学年方式」の重視:学校の進度や学年にとらわれることなく、個別指導・個人別教材で子どもたちの学力や性格をしっかりつかんで指導。分からないところは戻る、余裕のある子どもは先取り学習など個々のペースで学習することで、本当の学力を身に付ける
・楽しく生き生きと学ぶ徳育面の重視:知育だけでなく、教室でのあいさつや、くつ・かばんの整とんなど、しつけ面の指導(徳育)も重視。人と人との触れ合いの中で学ぶことで、知・情・意のバランスのとれた子どもを育てる
学研の計算
学研の算数・数学では、答えを出すことと同じくらい問題を考えて解く過程(考え方のプロセス)を重視しています。なぜそのようになるのかを「考える」教材を採用することで、計算力だけでなく、物事を筋道を立てて考える「論理的な思考力」が身につき、確かな学力の定着につなげています。
そろばんとは?
そろばんとは、計算を補助する道具のひとつです。足し算・引き算・割り算・掛け算の四則演算ができます。
そろばんは、並んだ珠を指で弾いて上下させて計算を行うことで、計算後、珠の動きやまとまりとして「数」の概念が目に見える形でとらえることが可能なのが特徴です。
球を弾くことで繰り上がりや繰り下がり、位取りなどを目で見ることができるため、より計算を簡単に理解できるようになるでしょう。
そろばんの計算
そろばんを使った計算は、数を「まとまり」として視覚的にとらえ、柔軟に分解・合体できるのが特徴です。たとえば 9+2 なら2は足せないから 1 を借
りてきて10の「かたまり」にして、残りの1と一緒にすると =11、といったように計算します。
学研とそろばんのどっちを学習するのがよい?
学研とそろばんそれぞれで特徴が異なるため、子どもにどちらを学習させるべきか迷っている方も多いかもしれません。学習目的別に、学研とそろばんのどちらを選ぶと良いかを解説します。
算数の力を伸ばしたいなら学研とそろばんどっち?
- 学研がおすすめな場合
学研では学習指導要領の内容を網羅している教材を使用しているのが特徴です。また、計算力だけでなく、算数の問題を解くための論理的な思考力を身に付けることができます。
「計算だけでなく、図形や文章題も含めた、学校の算数にしt仮ついていけるようにしたい」という目的にぴったりです。
- そろばんがおすすめな場合
そろばんは、ほかの習い事に比べて圧倒的に「計算力」「暗算力」が鍛えられます。それだけではなく、指先を使い珠の動きに意識を向けることも必要とされるため、高い「集中力」も身に付きます。
算数の問題を解くのに有利となる総合的な力も身に付けられるため、「まずは計算を得意になることで、算数に自信をつけさせたい。そのうえで、今後の学習の土台となる「集中力」なども一緒に育てたい」という場合にはそろばんをおすすめします。
子どもの習い事なら学研とそろばんどっち?
- 学研がおすすめな場合
学研の内容は小学校の学習指導要領の内容を網羅しているため、おもに小学校の勉強の補習や先取り学習がメインとなります。
子どもが学校の勉強についていけない、勉強習慣を身に付けたい、得意な教科は先取り学習したい、といった「学校の学習のサポート」を目的とする場合には、習い事としては学研が向いています。
- そろばんがおすすめな場合
そろばんは計算力のほか、暗記力、記憶力、集中力、忍耐力といった社会に出てからもずっと必要とされる、人として「生きる力」を身に付けられます。
脳が急速に発育する12歳までにそろばんを習うことで、多くの能力を伸ばせるのが特徴です。目先の学力だけでなく、子どもが将来的に活かせる能力を身に付けられる習い事を検討しているときには、そろばんが良いでしょう。
中学受験に備えるなら学研とそろばんどっち?
中学受験を視野にいれるなら、そろばんが特におすすめです。
中学受験では、限られた時間内にいかに多くの問題を解くことができるかどうかが合否を分けます。そろばんで培われる圧倒的な「計算力」と正確性は、計算問題をコンパクトにできることで難易度の高い問題にじっくり取り組む余裕を生みます。これは受験において非常に大きなメリットです。
また、そろばんを通じて計算力のほか、試験中に高いパフォーマンスを維持するために不可欠な「集中力」や「忍耐力」も鍛えられるでしょう。
学研とそろばん、どちらも習う場合のメリットやデメリットは?
学研教室とそろばんどちらも習う選択肢もあります。ただし、両方の学習を検討しているときには、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
学研の教材を毎日家庭で行うことで身に付く「学習習慣」と「基礎学力」に、そろばんで身に付けられる「計算力」や「集中力」を組み合わせれば、計算力の向上とともに、毎日家庭でもコツコツ勉強を行えるようになるでしょう。学研とそろばん両方習うことで、勉強の習慣と多くの能力を同時に身に付けられるのがメリットです。
一方、学研とそろばん両方を習うデメリットは、両立が大変なことです。
子どもにとっては大きな負担となってしまう可能性もあり、勉強そのものが嫌いになってしまうかもしれません。子どもの興味や得意不得意などを考慮し、どちらかにする、切り替えるといった子どもが嫌にならずに続けられる工夫を行うことが重要です。
【参考】そろばんと学研、では学習塾は?
学研では、基本的に学習習慣や基礎学力を定着させることなどを重視しているのに対し、学習塾は、学校の成績向上や受験の対策を主に行っているのが特徴です。「成績アップ」「テストの得点をあげること」や「中学受験対策」を目的としている場合、学研よりも学習塾の方が良い場合もあるでしょう。
学力だけじゃない、将来役立つ能力・生きる力を身に着けたいなら、「いしど式そろばん」で!
学研、そろばんそれぞれの特徴と目的別の向いている方、両方学習するメリットとデメリットを解説しました。学研とそろばん、それぞれにメリットがあります。一番大切なのは、子どもの興味や関心に合わせた最適な学習方法を、その時その時に合わせて柔軟に選んであげることです。
そのうえで、今あげたい学力から、その先にある「将来役立つ【生きる力】まで育てたいと考えるなら、ぜひ、いしど式そろばんをご検討下さい。
そろばんは、脳が急速に発達する幼少期に、指先を使い、珠の動きに意識を研ぎ澄ませる中で、脳全体を活性化し、集中力、情報処理能力を鍛えます。また、暗算を通じて右脳を鍛えますので脳をバランスよく育てることができます。いしど式そろばんの、しつけ教育や、検定競技などを通じて、目標に向かって努力する力や、やりきる力など、非認知能力を育むメソッドは、未来を生きる子どもたちの土台となります。
ぜひ、お子さんの「未来」を大きく広げる習い事としてそろばんを検討してみてはいかがでしょうか。
そろばんは計算力だけでなく、生きていくうえで役立つ記憶力や暗算力、集中力を身につけることができます。いしど式オンラインではいつでもどこからでもそろばんを習うことが可能です。お近くに教室がなくても受講できるいしど式オンラインをぜひご検討ください。