スマイルゼミとそろばんはどっちがおすすめ?違いやメリットを比較します!
「わが子に家での学習習慣を身に付けたい」「学校の勉強に役立つ計算力を身に付けたい」。そう考える親御さんの中で、スマイルゼミとそろばんをお子さんの習い事として検討している方も多いのではないでしょうか。
一方で「スマイルゼミとそろばん、習わせるならどちらが良い?」「両方習わせるのは可能?」といった疑問もお持ちかもしれません。本記事では、スマイルゼミとそろばんの違いを踏まえつつ、それぞれの特徴や、目的別にどちらがおすすめかを詳しく解説します。
目次
スマイルゼミとそろばんの違いとは?
スマイルゼミとそろばん、どちらも小学生の習い事として比較されることが多いです。まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
スマイルゼミとは?
スマイルゼミとは、タブレットを活用した小学生向けの通信教育サービスです。タブレット教材には、難しい問題も見て触って体感的に理解できる体感ワークや、書いて解くことで定着させる問題、ゲーム感覚で取り組める反復トレーニング、月の単元を総復習できる「まとめ問題」などがバランスよく組みこまれており、効率よく学べる仕組みとなっています。
1講座15分と短時間で完了するため、毎日無理なく続けられ学習習慣の定着にも効果的です。また、子どもの学習データを蓄積、分析し、一人ひとりに合わせた最適な講座を提案してくれます。取り組みが遅れている教科や、間違えた問題を優先的に出題してくれるので、苦手や学習の偏りをなくす手助けをしてくれるでしょう。
そろばんとは?
そろばんとは、計算をサポートする伝統的な道具のひとつです。横長の枠に串刺しの状態で珠(たま)を弾き、上下させることで計算を行います。軸1列が桁を表しているなど、目に見えず抽象的になりがちな数の概念をそろばんの珠によって可視化することで、数を直感的に理解しやすいのがそろばんのメリットです。
くり上がりやくり下がり、位取りなどの算数のつまづきやすいポイントも可視化でき、足し算・引き算・割り算・掛け算の四則演算でその力が発揮されます。
スマイルゼミとそろばん、結局どっちを学習するのがよい?
スマイルゼミとそろばん、それぞれに良いところがあるため「どっちを学習するのがよい?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。どちらを選ぶかは、お子さんに「何を学んでほしいか」という学習目的によって異なります。次に、子どもの学習目的別にスマイルゼミとそろばん、どちらがおすすめかを見ていきましょう。
算数の力を伸ばしたいならどっち?
- スマイルゼミがおすすめな場合
スマイルゼミは、小学校の教科書に沿った内容で学ぶことができます。計算だけではなく、図形や単位、比例(グラフ)といった小学校で習う算数の幅広い単元をまんべんなく学習することができるのが特徴です。
「まずは学校の授業についていけるように、算数全体をバランスよく学習させたい」という場合にはスマイルゼミが向いています。
- そろばんがおすすめな場合
そろばんは、算数で基礎となる計算力はもちろん、頭の中でそろばんをイメージして計算する「暗算力」、問題を思考を途切れさせることなく完結できる「集中力」も同時に身に付けることができます。
「計算力を鍛え、算数が得意だという自信につなげてあげたい。算数だけでなく、さまざまなことに共通して必要になる「集中力」なども育てたい」という場合にはそろばんがおすすめです。
子どもの習い事として続けやすいのはどっち?
- スマイルゼミがおすすめな場合
スマイルゼミは1講座15分という短時間で効率よく取り組める仕組みができています。「まだ長時間は集中できない」というお子さんでも継続しやすく、勉強へのハードルを下げてくれるのが特徴です。
また、通信教育教材のため、送迎の必要がなく、自宅で好きな時間に取り組めるため、他の習い事とも両立しやすいのもメリットです。
- そろばんがおすすめな場合
そろばんは、計算力のほか記憶力や暗記力、集中力といった「学習の土台」となる能力が鍛えられます。脳が急速に発達する12歳までにそろばんを習うことで、将来の仕事や日常生活でも役立つ「生きる力」をはぐくめるのが大きなメリットです。
最近では、そろばん教室によっては対面指導だけでなく、オンライン講座を設けているところもあり、スマイルゼミと同じく送迎の心配もないほか、対面とオンラインのハイブリッド受講など、ご家庭のライフスタイルに合わせた学び方ができます。
中学受験に備えるならどっち?
- スマイルゼミがおすすめな場合
スマイルゼミの一部のコースは学年の枠にとらわれずに学べる「無学年学習」を採用しています。苦手なところは前の学年であってもさかのぼって復習したり、得意な科目は学年を超えてどんどん先に進んで学習をしたりといった柔軟な学習が可能です。さらに、標準クラスよりも難易度が高く、学校で習う範囲以上の応用問題にチャレンジできる「発展クラス」も選択できます。
- そろばんがおすすめな場合
中学受験では、限られた時間内にいかに多くの問題を「正確に」解けるかが合格の鍵を握ります。そろばんで培われた計算力や暗算力、そして高い集中力は試験本番で大きな武器となるでしょう。
特に、計算問題に時間を取られずに済むことは、他の応用問題に取り組むための時間を生み出すという大きなアドバンテージになります。
スマイルゼミとそろばん、両方習う場合のメリットやデメリットは?
スマイルゼミとそろばん、両方とも習うという選択肢もあります。スマイルゼミは短時間で効率よく学校の勉強のカバーができ、そろばんは計算力や集中力といった学力全体の基礎が鍛えられます。両方習うことで、学校の成績につながる基礎学力を得ながら、将来の可能性を広げる集中力などの能力もバランスよく鍛えられるのがメリットです。
一方、習い事が増えるということ、子どもにとって負担となってしまうことも考慮しなければいけません。両方やらなければいけない、というプレッシャーから、勉強そのものを嫌いになったりすることもあるかもしれません。
両方習わせる場合は、お子さんの興味や意欲を最優先しお子さんの様子を見ながら「負担が大きいようならどちらか一つに絞る」「時期を見て切り替える」など無理なくが継続できる工夫を行うことが重要です。
【参考】そろばんとスマイルゼミ、では学習塾は?
学力を伸ばす習い事を検討する中で、「学習塾」も選択肢の一つです。
スマイルゼミは自宅で手軽に学べるのに対し、学習塾は教室に通い、決まった時間、先生や仲間と勉強することになります。もしお子さんが「自宅では集中して勉強できない」というタイプの場合、学習塾で直接指導を受ける方が効果的な場合もあるでしょう。
また、学習塾では勉強の指導を受けられるだけでなく、将来に関する進路指導や志望校選びのサポートなどよりパーソナルな部分へのサポートも期待できます。スマイルゼミでも学習の進捗状況確認などは行うものの、通塾の有無やサポートの内容を踏まえて、お子さんに最適な学習方法を選択することが重要です。
学力だけじゃない!将来役立つ「生きる力」も一緒に身に着けたいならそろばんで!
スマイルゼミとそろばんの特徴や目的別のおすすめ方法、両方習うメリットとデメリットを紹介しました。スマイルゼミとそろばん、それぞれにメリットがあります。子どもの興味や関心に合わせた最適な学習方法を、柔軟に選んであげることが重要です。
そろばんで身に付く力は、テストの点数を上げるためだけのものではありません。
お買い物での割引計算といった日常生活で役立つ力も鍛えられます。また小さいうちからそろばんを習うことで、指先を使い、珠の動きに集中する訓練を通して、集中力、情報処理能力、忍耐力、記憶力などの「脳の基礎力」も鍛えられます。
これからの時代を生き抜くために本当に必要な力を、幼いうちからはぐくむことができるそろばん。将来に活かせる能力を身に付けられるそろばんを、ぜひ習い事として検討してみてください。
そろばんは計算力だけでなく、生きていくうえで役立つ記憶力や暗算力、集中力を身につけることができます。いしど式オンラインではいつでもどこからでもそろばんを習うことが可能です。お近くに教室がなくても受講できるいしど式オンラインをぜひご検討ください。