「算数障害」に悩んでいませんか?そろばんで対策する数の視覚的な理解
結論として、そろばんが合う子もいますが、個人差が大きいため本人の様子を最優先に判断します。本記事では無理のない取り入れ方、教室選びのポイント、相談先を解説します。なお本記事は治療法を示すものではありません。
この記事でわかること
- ✓そろばんは、繰り返しと達成感が合う子にとって取り組みやすい学習になる場合があります。
- ✓ただし合う・合わないの個人差が大きく、治療ではありません。
- ✓専門家と連携し、本人のペースで無理なく進めることが大切です。
監修者情報
沼田 紀代美(ぬまた・きよみ)|株式会社イシド 代表取締役社長
全国に展開する「いしど式そろばん教育」を通じて、幼児から大人までのそろばん教育・珠算指導・暗算力育成・子どもの能力開発に長年携わる。株式会社イシドは1973年設立のそろばん教育企業。著書に『子どもに習い事をさせるならそろばんからはじめなさい』。
※本記事は、そろばん教育の専門家として監修を受けています。
1 結論:合う子もいるが個人差が大きい
そろばんは、繰り返しと達成感が合う子にとって取り組みやすい学習になる場合があります。
そろばんは、やることの手順が明確で、正解がはっきりしていて、級という小さなゴールが連続する学習です。この構造が、見通しが立つと安心して取り組める子や、繰り返しが得意な子には合いやすく、「できた」を積み重ねて自信につながる場合があります。一方で、音や環境への敏感さ、手先の操作の負担、集団のペースなどが合わない場合もあり、向き不向きの個人差は大きいのが実際です。だからこそ、一般論ではなく目の前の本人の様子——楽しそうか、疲れすぎていないか——を最優先の判断材料にしてください。
2 取り入れるときの考え方
- ✓治療ではなく学習の選択肢の一つと捉える
- ✓本人のペースを最優先し、無理に進めない
- ✓できたことを具体的にほめ、成功体験を積む
- ✓負担が大きいときは内容や時間を調整する
取り入れる際の心構えとして最も大切なのは、そろばんを治療や訓練として課さないことです。あくまで学習・習い事の選択肢の一つであり、目的は「できた」という成功体験と、数への安心感を育てること。進級のスピードや周囲との比較は手放し、本人のペースで一歩ずつ。うまくいかない日があっても本人の努力不足ではなく、課題の難易度や環境を調整するサインと捉えます。合わなければ、いつでも他の道を選んでよい——その柔軟さが、結果的に長続きと自信につながります。
3 専門家・支援者との連携
結論として、発達の特性に関わることは、主治医・療育の支援者・学校の先生など、日頃から本人を見ている専門家と連携しながら進めるのが安心です。そろばんを取り入れる場合も、始める前に「こういう習い事を考えている」と一言相談しておくと、本人の特性に合わせた声かけや配慮のヒントをもらえることがあります。始めた後も、様子の変化を共有しながら、続ける・調整する・やめるを柔軟に判断していく体制が、本人にとっていちばん負担のない形です。
4 教室選びのポイント
教室選びで確認したいのは、①一人ひとりのペースに合わせた個別対応か(一斉進行だと置いていかれる不安が生まれやすい)、②少人数で目が行き届くか、③特性について事前に相談できる雰囲気か、④「できた」を具体的にほめる文化があるか、の4点です。体験レッスンでは、本人の表情と、先生の声かけの仕方を観察してください。自宅という安心できる環境で受けられるオンライン形式が合う子もいれば、教室の空気が刺激になる子もいます。正解は一つではないので、本人が笑顔でいられる形を選ぶことが何よりの基準です。
監修者からのアドバイス|沼田 紀代美(株式会社イシド 代表取締役社長)
本人のペースで「できた」を小さく積むことを大切にしています。

そろばんを通じて能力を発揮し「自分はできる」と自信を持つことで、改善に大きな影響を与えた事例も沢山あります。得意を見つけるためにもまずは、体験学習でお試しください。
5 まとめ
よくあるご質問
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